ただ凛として学びたい

主に読んだ本の感想等書いていきます。思ったことをひたすら書いていくので内容は薄い薄いです。時々関係ないことも書きます。

<感想文>ソラリス

SF小説をあまり読んだことがなかったのでふと手を出そうと思い手に取ったSF界のスタニスワフ・レム(SF界最高の作家らしい)の「ソラリス

惑星ソラリスに住む「海」と呼ばれる生物(でいいのかな?)とコンタクトを図ろうとする人たちの話。

(あらすじは割愛)

 

「海」が作り出した「お客さん」はほぼ本物のようなもの。コピーと本物との境目はどこら辺からなのか、人はどこまでのコピーであれば許容できるのか、といったことを考えました。

訳者の後書きにて「この作品は読者をうつす鏡のようなもの、まさにソラリスの海のようなもの」と話していてなるほどなー、と思った。

確かに注目できそうな点はいくつかあって、その人の視点によって読み方が変わりそうな作品だった、読む時期によっても印象が変わりそうな感じ。

途中で「海」の説明が事細かに述べられていて、そこら辺は飛ばしてしまいました。

訳者としてはその部分がハードSFの真骨頂いうことなので、SFを楽しむにはまだまだかかりそうだと思いました。

バランス理論

公認心理師の勉強をしていて”バランス理論”が出てきたのでまとめました

 

●バランス理論とは?

・””認知的斉合性理論”の一つでハイダーが提唱

 

・P-O-Xモデルともいう

 知覚者(P)、特定他者(O)、態度対象(X)として3者関係の斉一性を考えてお 

 り、他者存在が”態度”形成に関与する可能性を指摘

 

三者関係を図で表すとこんな感じですかね

f:id:rintositekisida:20210729161506p:plain

自分(P)が他者(O)と対象(X)に対してと、他者(O)が自分(P)と対象(X)に対してどう思っているか(+か-)かを当てはめていくようです

そしてその+と-の数から以下の状態につながります

 

●均衡状態と不均衡状態

・均衡状態

 特定人物が肯定的関係にある他者と態度対象に対し合意する場合、もしくは否定的関係にある他者と態度対象に対し合意しない場合に達成され、否定的関係が0もしくは2となる。

 有斐閣 現代心理学辞典より引用

なので-が0か2個あれば均衡が取れている状態。

 

・不均衡状態

 

否定的関係が1または3となる場合に生じる。

 有斐閣 現代心理学辞典より引用

 -が1か3個あれば均衡が崩れ”不快”が生じている状態、この状態を解消するように動機付けがなされるようです

 

自分の日常に当てはめてみます

f:id:rintositekisida:20210729161454p:plain

私(図だと男性)をP、他者(図だと女性)をO、タバコをXだとすると以下の8パターンに分けられ、それぞれを均衡と不均衡に分けました

 

そしてこのパターンで言えば私の今の状態は

f:id:rintositekisida:20210729161459p:plain

右上の不均等のパターンにあたります

 

私はタバコが苦手(タバコに対して-)なのですが、職場の仲の良い同僚(同僚に対して+)はタバコを吸う人です(タバコに対して+)

そして不快に対する対処法としては

 

 ・喫煙時には距離を置く(回避行動に当たるのかな?この場合は+を-に近づけてるのか)

 ・自分はいうほどタバコ大丈夫なのでは?という考えにする(-を+に近づける)

 

といった均等を解消する行動をとるという流れ。

 

この考え方で合ってるか自信がないですが、やっぱり日常に落とし込むと理解しやすい気がしました。

 

※参考文献※

有斐閣 現代心理学辞典